研修カリキュラム

resident_02カリキュラムはカテゴリ別に以下のような指導体制で行われます。カリキュラムの講義や講習ならびに指導は,当院の常勤・非常勤である各専門分野(保存治療,歯周治療,歯科インプラント,歯科矯正,小児歯科,歯科麻酔,歯科人間ドック等)の指導医・専門医・認定医等がこれにあたります。また,当院に各専門分野の常勤・非常勤が不在の場合,講師を招聘し適切な講義あるいは指導を行います。すべての項目の進行状況を研修医ならびに指導医が把握できるように、院内必携に検印表と評価表が付されており、カリキュラムの習熟を具体的かつ効率的に実践することができます。
なお、カリキュラムは毎年ブラッシュアップされ、歯学の進歩や時代のニーズに合わせ更新されます。

  1. レクチャー:担当講師が講義をし,口頭試問にて習得度を確認します。
  2. ハンズオン:担当講師が講義をし,模型実習あるいは相互実習後の試験にて習得度を確認します。
  3. チェアサイドトレーニング:診療室にて実際の治療に臨み,診療担当講師が行う各項目について規定された見学症例数,介補症例数の履修の後に試験を実施します。
  4. ラボサイドトレーニング:項目ごとに定められた件数の技工作業を終了し,担当講師が習熟度の確認と指導をします。
  5. プラクティス:指導医の管理下で,研修医が患者の配当を受け主治医となり長期にわたり継続して治療を実施します。
  6. アドバンス:研修医は配当された患者の治療評価を指導医とともに行い,所定の報告会で症例報告をします。症例報告では,各分野の専門家と質疑応答を受けることにより,学際的な見聞を広げ,自身の専門性の検討を行います。また,提示された各専門分野のコースで研修医が希望する項目を選び,担当講師が講義あるいは実習もしくは両方を行います。
  7. ルーティン:治療手順を学ぶために診療毎に研修用記録簿を記載し,担当医または指導医のチェックを受けます。また,全研修期間を通じて研修日誌の記載,医院の日常業務,年中行事や学会・セミナーの参加,コ・デンタルスタッフとのコミュニケーションなど、歯科医院運営について総合的に学びます。

 

プログラム担当者からのカリキュラム説明
来年に歯科医師国家試験を控え,まずは合格と思う一方で,国家試験に合格し,歯科医師としての一歩を踏み出す先には,多くの期待と不安もあることでしょう。

私も研修医の頃,理想の歯科医師になりたいと強く願った反面,どのような勉強をすれば良いのかと悩んだ時期でもありました。指導医や先輩の治療を出来るだけ見て勉強しようと思い見学をしていましたが,なかなか初診からメインテナンスまで順を追って治療を見ることが難しかったことを覚えています。また,教科書で学び立案した治療計画を,相談したり討論したりする機会も少なかったように思いました。

そこでそのような私自身の研修医時代の反省を踏まえ,当院の研修カリキュラムを考えてみました。系統的で包括的そして実践的な研修プログラムにするために、カリキュラムは上記の7つのカテゴリに分けられ,各ステップのチェックポイントをクリアしながら進められていきます。6年間の歯学教育の復習から,歯科臨床を行う上で重要な基本的知識,技術と態度を学び,実習,見学,介補を経て患者さんが配当されます。研修医の皆さんには、約80項目から構成される履修細目を確実に熟しながら,知識と経験,努力を積み重ね,根拠のある歯科医師としての自信を持っていただきたいと思っています。もちろん各ステップに担当医もいますし,当院には専門の指導者も多いので,悩んだ時も相談しながら研修を進めることが出来ます。

また,当院はインターネットを駆使したスタッフ教育(Skype研修会,文献検索,オンラインジャーナル,過去の院内研修会プレゼン,Web動画等)や災害時対応(地震警報機,非常時電源,停電訓練,緊急時メーリングリスト,非常食完備等)など,歯科医院の未来と可能性を具体化した試みも数多くあります。歯科治療の研修のみならず,皆さんが将来,医院運営に携わった時に大変役に立つシステムを実践していますので,そのような研修の機会としても大いに活用できるはずです。

目標を持ち,歯科医師人生の第一歩として有意義な研修医生活を送れるように,皆さんとスタッフ共に頑張って行ければと思います。

臨床研修プログラム担当者/アークブレーンズ理事/アーク歯科クリニック番町オフィス副院長 有路珠幸

 

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